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システムエンジニアの世界では多様な横文字専門用語が飛び交います。
そもそも、システムエンジニアという名前自体が横文字な専門用語であり、具体的に何をしている人なのかわからないという方も多いのではないかと思います。システムエンジニア自身は日常的に横文字専門用語が飛び交う世界に慣れ親しんでいるため、その会話に違和感を感じず専門用語だという意識がなくなってることがあります。
カッコつけたい、知識が豊富であることをひけらかしたい、などではなく(中にはそんなシステムエンジニアも居るかもしれませんが…)、単純に横文字専門用語を使って会話をするのが習慣となっているケースが多いため自然とそうなることが多いのだと思います。
横文字を使った専門用語は、そのシステムエンジニアの日常の範囲で意味が通じる人たちと会話する分には全く問題はありません。というのも、説明をすると長たらしくなる事柄を簡潔にまとめたのが専門用語なので、通じるのであればどんどん使用していった方が効率よくコミュニケーションを取ることができます。コミュニケーションにも効率が求められるシステムエンジニアの世界ではむしろ使ってなんぼです。
ただ、何事もやり過ぎは禁物で、どこから出てきたのかわからないような難解な専門用語を連発したり、新しい単語や流行っぽい言葉をやたら乱用して相手に理解を求める、などといったことをすると人間関係に亀裂が入ったりしますのでさじ加減には気をつけましょう。特に流行っぽい言葉を間違って使っていると、かなりかっこ悪いことになって恥ずかしい「あるある」になります。
システムのことを知っているエンジニア同士であれば専門用語による会話はむしろコミュニケーションの効率化となると書きましたがシステムのことをほとんど知らないクライアント相手だった場合は、わかりやすい言葉で説明する必要があります。何も知らない相手に、「そこはその処理をキルして…」とか「これはこのままでは使えないのでコンバートが必要ですね」とか言っても、この人どうしたの?と思われれてしまいます。
システムのことを知らない人に、システムのことをわかりやすく説明するのもシステムエンジニアの立派な仕事です。システムの理解度が低いクライアントに対しては難解な専門用語は極力使わないようにし、もしどうしても使わないといけない場合はその専門用語自体の説明をしっかりしてあげることが大切です。