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必ずと言っていいほど言われるのが「パソコンに詳しい」という一言です。その流れで、「うちのパソコンにこんなエラーが出てるんだけど」「うちのパソコンが遅いんだけどどうしてかな?」など、ざっくりした悩み相談をされることも珍しくありません。『システムエンジニアあるある』なのでシステムエンジニアの人は分かる!とうなずいていることでしょう。初対面の人に会うような場面やたまに会った親戚など、手探りの会話から始めるような人からは耳にタコができるのではないかと思う程言われます。もちろん、本当にPCが得意な人もいます。こんなことまで?!と同じシステムエンジニア同士でも驚くほど能力が高い人もたくさんいます。しかし、中には得意ではない人もいて必ずしもPCに詳しいわけではない、ということを声を大にして言いたいのです。
システムエンジニアは日常的にパソコンを使います。それは一般の方たちのイメージ通りでしょう。ですが、パソコンを使ってやっていることは、システムの設計なのです。そのシステムの設計の種類はたくさんあります。アプリケーションの構築やハードウェアの設定だったり、恐らく一般人が頭の上に「?」を掲げるような内容を作っています。その内容を作るためのツールとしてパソコンを使っているのです。例えとしては少しずれますが、ミュージシャンだからと言って全員がギターに詳しいとは限らないという感じでしょうか。ギターを弾くこともあるけど作曲がメインだし……とか。つまりシステムエンジニアとして日常的にパソコンを使っていてもあくまでツールとして使っているだけなので、自分がやっていること以外は知らなくても仕事はできるのです。システムエンジニアは、皆さんが思い浮かべるようなパソコン万能人ではない、ということです。
システムエンジニアはパソコンに詳しくないということを熱く語りましたが、システムエンジニアという仕事を選んでいるだけあってパソコンが嫌いと言う人はあまりいません。普通の人がちょっと迷うような、デジカメの画像をパソコンに取り込んだり、ネットワークの設定などは大体対応できます。逆に、ワード、エクセル、パワーポイントなど一般的によく使われるソフトの使い方はあまり知らなかったりします。なので、「エクセルわかんないの?システムエンジニアなのに!?」のような反応をされると落ち込むこともあります。
みんなスマホ持ってるからってゲームがうまいわけではないでしょ?というのと、同じ感じです。