システムエンジニアの人格否定あるある

システムエンジニアあるある大辞典

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一度のミスで人格を否定されるSub Theme

恐怖のあるある

システムエンジニアというのは扱う技術が専門的です。それがゆえに上司が現場のことをよく把握していない、そして理不尽な評価を受ける。という、理不尽なできごとに覚えがある方もいるのではないでしょうか。
そもそも上司がシステム全般についてよくわかっていない、もしくは技術上がりの人間であったとしても、現場で使っている技術はわからないということで、的の外れたトンチンカンな助言をしたり、余計な口出しをしてきて余計に稼働が増えたり……というのも、システムエンジニアあるあるです。
そういう上司にとっては、自分が手出しのできないところで現場が動いているので、現場の問題を理解できない(しようともしない?)わけで、どういう部下が望ましいかというと、「自分に迷惑をかけない人」なのです。うまくやって当たり前、ミスを一回でもやれば永久に「ミスした部下」というイメージで残ってしまうわけです。そのミス以前に、あるいは以後に、どれだけ会社にとって有益な存在であったとしても、です。

能力を見込まれてリーダー的役割を任されたが…

ここで一つのケースを紹介しましょう。
Aさんは、現場経験が十年ほどで最新の技術にも通じており、部署内ではチームをけん引するような役割でした。その実績が買われて、より大きなプロジェクトのマネージャー職に昇格になりました。肩書は変わったものの、いままでもリーダー的なことはしていたわけなのでプレッシャーは少なく、会社が正当に評価をしてくれたと喜び勇んだ異動でした。
そのプロジェクトには、かつてのマネージャー(Bさん)もおり、Bさんはそのまま残ってAさんの上に立つ形になりました。Aさんはまず現状の把握に努め、いままでマネージャーだったBさんからの引き継ぎを進めますが、ドキュメントもまるでなく、Bさんも協力的ではありません。「現場で確認しろ」の一点張りでした。仕方なく現場でヒアリングなどを行って現状を把握してみたのですが、ほんの数日で多々の問題点が把握できました。Bさんがこれを知らないわけはなく、おそらくはBさんにこれは解決できないと判断されて、Aさんが代わりに投入されたというのが現実のようでした。
なんとか解決しようとメンバーの理解を求めたものの、既に進捗が遅れているところに、ミーティングやドキュメント作成の時間を作ろうとするのは困難でした。そうこうしているうちに、問題は表面化してしまいます。運用中のシステムに大きな不具合が発生し、とても現状のプロジェクトを当初のスケジュールで進行させるのは誰が見ても不可能という状況に陥りました。
BさんはこれをAさんの管理責任と上に報告し、トラブルの解決についてはただ報告書を待つのみ、その報告書についても些細なことでケチをつけられ、何回も修正させられました。結局、BさんがOKを出した報告書は、”一番最初に作成したもの”だったことから、Aさんは自分に向けられた敵意を確信しました。その後もことあるごとに「お前はダメだ」「責任逃れをしようと無駄な資料ばかり作る」と人格否定され続けたのです。

トラブルをなんとか収束したものの……

トラブル収束後、なんとかプロジェクトの進行もひと段落ついたところで、Aさんはとある朝、まったく体が動かなくなりました。精神的に限界を迎えていたのです。精神科の診察では適応障害とのことで、何よりも休業をすすめられ、半年の休職をすることになってしまいました。
復帰後にはBさんは直接の上司ではなくなったものの、ミーティングなどでも敵意を隠すことがありません。会社そのものはこれからも勤めていたいと思っていますが、Bさんと同じ空間にいるのが苦痛で、いまも通院と薬を続けています。
辞めたいと毎日思っていますが、いままでこの会社で築き上げたものをBさんのために崩されるのも悔しく、日々辛い思いをされているようです。

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